ロレックスマラソンとは何か?完走するための注意点を徹底解説!

高級時計の王様といえばロレックスではないでしょうか。時計にあまり詳しくない人にとっても「ロレックス」は有名なブランドであり、そのステータスと完成度は非常に高いものです。
魅力的で、資産性も高く、中には定価の2倍を超えるようなモデルも多く存在します。あまりに人気が高いため、現在では手に入れることが難しい腕時計でもあります。
今回はロレックスに関連する「ロレックスマラソン」、そして完走についてなども含めて解説していきます。
目次
3- 1 清潔感のある、好印象を持たれる服装で行く
3- 2 家族といっしょに行く
3- 3 好印象になる振る舞いをする
3- 4 平日の昼間を狙う
3- 5 ロレックス正規店舗同士が近いエリアを狙う
3- 6 来店予約を入れつつ予約不要の店を回る
3- 7 ロレックスを身に付けて来店する
3- 8 最初はスポーツモデルを狙わない
3- 9 欲しいモデルのみに絞る
3-10 これまでのロレックスマラソンを見直してみる
3-11 情報収集をする
4-1 デイトナ
4-2 サブマリーナー
4-3 GMTマスター
4-4 エクスプローラー
1. ロレックスマラソンとは?

自分が欲しいモデルのロレックスを定価で購入するために、何度もロレックスの正規店に通い続けることを指します。
ロレックスの正規店といっても1つの販売店だけでなく、複数の店舗を何日も何カ月もかけて回ることがマラソンに似ていることから名付けられています。
ロレックスは、需要に対して供給が追い付いていないほど人気があり、購入しようとしても複数店舗を回らなければならないのが現状です。
元々は2016年頃から一部のモデルで購入が難しくなり、ロレックスマラソンが始まったと言われています。その後もロレックスの人気が強まり、2020年頃からは、ロレックスマラソンは必須の状態になっているのです。
正規店であっても購入するのが難しく、入荷するのは1つの正規店に月1~2本程度と言われています。
生産性を上げれば解決するのでは・・・と思うかもしれません。しかし、技術力の高い数少ない職人が手作業で製造している部分が多いのです。さらに厳しい時計の検査も行っており、アフターメンテナンスとしてパーツを最低25年間保管しています。メンテナンスにも重点を置いているため、そう簡単には人手を増やせるわけではありません。
すなわち、レアな時計を入手するということになります。
特に人気の高いデイトナ、サブマリーナ、GMTマスターⅡ、エクスプローラーなどのスポーツモデルは、手に入れるのが非常に困難です。これらの人気モデルを購入するために5カ月~5年ほど正規店に通うこともあるそうです。実物さえもなかなか見ることができない、と言われています。
中でも、デイトナは価格高騰が著しいため、デイトナのみを求めることを「デイトナマラソン」と呼ばれています。また、ロレックスマラソンをする人のことを「ランナー」や「マラソンランナー」と呼ばれています。
2. ロレックスマラソンが必要な理由
ロレックスが世界的に人気であるということ、また、正規店でしか新品を注文できないことが挙げられます。
ロレックスはネット通販がありません。そのため、わざわざ正規店舗を訪れて買うしか方法はないのです。もちろん、店舗に行ったら購入しなければならない、ということではありません。
特にスポーツモデルは店頭で簡単に購入できるものではない為、その都度在庫確認をお願いすることになります。
先ほども関連する話をしましたが、正規店での入荷本数は限られています。さらに、購入制限というものもあります。これは主にステンレス製のスポーツモデルが対象となっています。
・指定モデルの同一コレクションの購入は5年間不可
・指定モデルの別のコレクションの購入は1年間不可
・指定モデルはお一人様1点限り
と条件が設定されています。
その他、購入時に身分証の提出が必要となっています。
3. ロレックスマラソンを成功させるコツ
3-1 清潔感のある、好印象を持たれる服装でいく

初めてお店に行くにあたり、シャツにジーパンといったようなラフな服装はあまり印象が良いとはいえません。転売目的ではないかと誤解されてしまう可能性もあります。
それよりも清潔感があり、きちんとした服装の方が印象が良いためおすすめです。
ロレックスはこれまで説明してきたように、希少価値があり、手に入りにくい腕時計です。
転売が多くなるとロレックス自体のブランド価値も下がってしまいます。そのためロレックス側としては転売されるのを避けたいのです。
ロレックスは購入した(手に入れた)途端に価値が上がり、利益を上げることができるという算段があるため、転売屋からは目星をつけられているようです。
転売と見られず、純粋にロレックスが欲しいのだとアピールする為にも、清潔感のある服装で来店する方が好ましいでしょう。そのような服装の方が在庫の確認までしてもらえる可能性が高くなる、という話もあります。
3-2 家族と一緒に行く
できれば家族やパートナーと一緒に行きましょう。
転売目的の場合、どちらかというと一人で来店する人が多いため、家族がいる方が転売目的ではないという印象を店舗スタッフに持ってもらえます。
また、家族で来店すると購入する人数も増え、ロレックス側も売上が増加する可能性も見込めるため、受け入れてもらいやすくなるかもしれません。
3-3 好印象になる振る舞いをする
服装でもそうでしたが、店舗スタッフがこのような人に販売するのは・・・と、考えてしまうようなことは避けた方がよいでしょう。
ロレックスの店員が購入してもらいたい人物像を考えると、
・悪いことをしない
・性格が良さそう
・本当にロレックスを身に付けたい人
などがブランドのステータス上考えられるのではないでしょうか。
上記のような人を考えた時、立ち振る舞いや顔の表情、コミュニケーション、話の内容なども判断材料の一部となることを覚えておいて下さい。
在庫の確認をする際もなぜ確認したいのか、理由を明確に説明した方が信頼してもらえます。
しかし、入店後すぐに在庫の確認だけをするのはNGで、電話での問い合わせもよくありませんし、対応してくれません。
何度もお店を訪れるうちに、ロレックスや腕時計についての話をする機会も増えるでしょう。自分の職業や家族についてなど、個人情報も含ませることにより、さらに信頼してもらいやすくなります。
さらにロレックスについては、
・欲しいロレックスについて
・欲しい理由
・他のブランドとの違い
など具体的に会話をすると、よりロレックスの購入に近付けるでしょう。
お店側にとって迷惑なことをされない限り、何度訪れても対応してもらえると思います。むしろお店にとしては、何度も通い人物像が分かってくることにより、転売目的はなく、信頼できる人かどうかの確認ができるというメリットにもなるからです。
3-4 平日の昼間を狙う

休日は会社が休みの人が多いためオープン前から人が並んでいることが多いです。
そのため、平日の昼間の方がお店のスタッフとも長く話すことができ、また回る店舗が多くなったとしても、マラソンの効率が良いといえるでしょう。
休日は混み合うことにより、スタッフが在庫の確認や検品をすることができないこともあります。
また、混乱を避けるために「入荷していない」と答えられてしまうこともある、という話もあります。
休日は自分がロレックスマラソンをするにも、どこも混雑し、時間が長くかかってしまうでしょう。
ちなみにネットの情報では、月曜日から火曜日の午前中~日中にかけて、人気モデルを入荷するという情報が多いと言われています。実際には、入荷のタイミングは公表されておらず、検品のタイミングも公表されていません。
3-5 ロレックス正規店舗同士が近いエリアを狙う
ロレックスマラソンをする店舗同士が遠いと不便だけでなく、効率も悪くなります。
店舗が多いエリアはロレックスマラソンの成功率も高い傾向にあるそうです。
1つの店舗あたりの入荷数は限られているため、より多く回った方がお目当てのものを入手する可能性が高くなります。
また、都心部の店舗より地方の店舗の方が入荷数が少ない為、なるべく都心部の店舗をメインにマラソンをした方がよいでしょう。
実際に、東京都23区内を数日間、計10店舗以上回ったところGMTマスターやサブマリーナ、デイトナに巡り会えたという情報もあります。
3-6 来店予約を入れつつ予約不要の店を回る
2023年時点でロレックスの正規店の一部では入店制限を行っています。そのため来店予約の申込が不可欠となります。そのようなお店も回らなければいけないのであれば、来店予約を入れつつ、他のお店も回らなくてはなりません。
また、来店予約など入店方法については特約店の種類によって異なります。
特約店とは、日本のロレックス正規店に入荷した後、特約店という代理店におろされます。その特約店には5つの系列があり、他にも各地方の地元企業が経営しているところもあります。
来店予約は抽選や先着順で決まるため、あらかじめ入店する前に入店方法を調べておくと効率が良いでしょう。
さらに、予約をして来店したとしても在庫があるとは限りません。
そして来店予約が不要の正規店では入店に列ができることで整理券を配布している店舗もあるそうです。
また、現在は入店規制をしていなくても、今後厳しくするお店も出てくる可能性もあります。
3-7 ロレックスを身につけて来店する

ロレックスを持っているのであれば、その時計を身につけてマラソンすると、好印象を持たれやすくなります。ロレックスをすでに持っていることで、ロレックスがお気に入りだということをアピールできます。さらに在庫確認をしてもらえる可能性が高くなるかもしれません。
ロレックスでなくても時計をしていくことで腕時計が好きな人と見られるため、時計は身につけて来店する方がよいでしょう。
実際、お店のスタッフは来店客の身に付けているものを意識しているようです。できればアップルウォッチやデジタル腕時計ではなく、機械式腕時計で、さらには高級とも言われるものをつけていると話題の1つともなり、なお良いかもしれません。
3-8 最初はスポーツモデルを狙わない
ロレックスのスポーツモデルは、入荷数が少ない上に人気モデルであるため、入手には困難を極めます。
ロレックスマラソンを完走する為の1つの方法として、最初に他のモデルを購入し、店舗スタッフの信頼を得てからスポーツモデルを最終的に紹介してもらう、というものです。
まずは、最初に比較的手に入る可能性の高いモデル(デイデイトやデイトジャストなど)を購入します。マラソンを続けながらスポーツモデルも欲しいということを伝え、コミュニケーションをはかっていく中で、本当にロレックスが好きなのだという印象を持ってもらうことが大切です。
根気強くお店に通い続けるうちに、スタッフと信頼関係が構築され、スポーツモデルを購入することができるようになります。
ロレックスの購入経験がなく、スポーツモデルだけを求めていると、転売目的だと間違われる可能性もあるので気をつけましょう。
実際にこの方法で日数がかからず、サブマリーナやGMTマスターⅡも同じ月に手に入れることができた、という話もあるようです。
ちなみに、レディースモデルはメンズモデルと比べると購入しやすいのですが、デイトジャストは品薄の状態が続いています。
3-9 欲しいモデルのみに絞る
ロレックスの欲しいモデルを1つに絞り、それだけしか購入しないという目標を貫くことです。
複数店舗を回っているうちに、他のモデルを勧められることがあるかもしれません。しかし、そこで我慢して自分が欲しいモデルしか購入しないことを店員にアピールするのです。するとその意思が伝わり、店舗スタッフも協力的になってくれる可能性があります。
3-10 これまでのロレックスマラソンを見直してみる
もし、ロレックスマラソンをしていてうまくいかない場合、自分がこれまで行ってきた行動などを振り返ってみましょう。
自分が訪問した店舗や曜日、月日、時間帯を見直してみます。
また、今まで自分が訪問した際の言動や身なりなども含め考え直してみましょう。
今マラソンを行っているお店が少なく、少し足を伸ばして地方の店舗に行ってみるのも良いかもしれません。
3-11 情報収集をする

ロレックスも新型コロナウイルスの影響で、さらに人気が出たのは事実です。
しかし、これも時間が経てばなくなるかもしれません。実際どうなのか自分でマラソンをやってみるのもいいかもしれませんが、Twitterやブログなどネットから情報を取り入れた方がより良いアイディアがあるかもしれません。今行っているマラソンの方法はもう古いかもしれません。
どこでロレックス側の方針が変わるかもわかりません。
実際に、ロレックスマラソンを行っている人やリアルタイムな情報を提供している人などSNSであればフォローして常に情報が入ってくるようにしておくのもよいでしょう。
特に、店員の対応や在庫状況などは有効になるでしょう。
検索方法としては「ロレックス」でもよいですが、「ロレックスマラソン」や「デイトナマラソン」の方がよいでしょう。(SNSの場合は#をつけて検索)
4. ロレックスマラソンで狙い目なモデル
デイトナ

ロレックス唯一のクロノグラフ腕時計。1960年代にカーレーサーのために誕生しました。ロレックスの中でもトップクラスの人気を誇り、非常に入手が困難です。リセールバリューも高く、定価の2倍を超えるものもあります。
サブマリーナー

水深300mまで耐えられるダイバーズウォッチで、機能だけでなくデザイン性も人気の理由の1つです。
特に人気のモデルでは定価の1.5倍の価格で取引されることもあり、特に日付表示がある「デイト」の方がリセールバリューが高い傾向にあります。カラーバリエーションも豊富で、特にブラックの文字盤とグリーンベゼルのグリーンサブが人気があります。
GMTマスター

2つの異なる時間を表示できるGMTマスターは、ツートンカラーが象徴の腕時計です。
ツートンカラーは「ペプシ」や「バットマン」、「スプライト」と言われることもあります。愛好家も世界中に多くいるとされています。定価の2倍ほどの価格で取引されることもあります。
エクスプローラー

その名の通り「探検者」に向けに作られた、頑丈で読み取りやすい時計を目指した腕時計です。デザインはシンプルですが男女問わず人気なモデルです。
定価の3割ほどで相場価格が上昇してきており、今後もさらに上昇すると予想されています。
ちなみに、木村拓哉が主演のドラマに着用していたこともあり、日本では今も人気のモデルでもあります。
5. 実際ロレックスマラソンで購入できるか

ロレックスマラソンは、実際手に入れづらいために、根気強くお店に通い続けることです。ロレックスマラソンに取り組んでも購入できないことも多いと言われています。しかし、中にはすぐに手に入る人もおり、求めているモデルやタイミング、運もまた作用するのかもしれません。
たまたま手に入りやすいモデルだったり、良い店員に巡り会えたり、在庫が入ったばかりなど、うまくいくかどうかはその時次第ともいえます。
実際にロレックスの正規店で入荷もしています。
疲れてしまう時や無駄と感じてしまうこともあるかもしれませんが、諦めないことも大事です。しかし、やる気が出ない場合は一度休んでまた挑戦することも必要です。疲れて、やる気がないままお店に行ったとしても、その気持ちが伝わり店員の対応にも影響してしまう可能性があるからです。
「マラソン」と言われている通り、通常マラソンというと長距離を走る種目です。ロレックスマラソンも同様、粘り強く戦うことが重要と考えられます。
特にこだわらないのであれば、中古や並行輸入品を購入してみるのもいいかもしれません。
6. お店でのNG事項

スタッフに文句を言ったり質問攻めにしたりして、店舗に長居するなどの迷惑行為はNGです。スタッフを不快にさせたり、他のお客様に迷惑ををかけるような行為はしない方が良いでしょう。入荷のタイミングを狙って居座ることもNGです。防犯上、警戒されてしまうので注意が必要です。
7. まとめ
ロレックスマラソンは、手に入れられるかどうかはその人次第かもしれません。困難を極めるかもしれません。もちろんですが、入手できるまでマラソンを行っていれば成功の可能性はあります。
元々人気があったロレックスだけでなく、新型コロナウイルスの影響などもあり高級時計の価格全体が上昇傾向になってもいます。
いざ目的のモデルを手に入れる際、スムーズに購入するためにもお金はいつでも支払いができる様、準備しておいた方がよいでしょう。
ちなみに、銀行にお金を下ろす間の少しのであれば、取り置きをしてくれるようですが、そのようなことも年々難しくなっているようです。できれば限度額に余裕のあるクレジットカードを用意しておくと安心かもしれません。
また、お手持ちのロレックスや腕時計、ブランド品の買取を検討してみるのもよいかもしれません。
買取金額はお店により異なりますので皆様にとって良いと思われるお店を2~3店舗比較されることをおすすめ致します。
当店でもお客様がこれまで大切にされてきたお品物を真心をもって丁寧に査定させて頂いておりますのでお気軽にご相談ください。