【金製品の刻印 750 とは?】日本と海外の違い、刻印の種類などを解説

金のアクセサリーやジュエリー、貴金属を見てみると、「750」や「K18」といった刻印が施されていることに気づく方も多いでしょう。これらの刻印は一体何を意味しているのでしょうか?
結論から言うと、「750」は金の純度を示す国際的な刻印表示であり、日本で一般的に使用されている「K18」と同じ純度(75%)を表しています。
この記事では、
・「750」の意味と価値
・「K18」との違い
・日本と海外での刻印表記の違い
といった点をわかりやすく解説します。
目次
1. 750の刻印とは?―その意味と特徴
「750」という刻印は、金製品における純度表示の一種で、「1,000分率表示」と呼ばれる表記方法です。
「750」と刻印された製品は、全体の75%が純金で、残りの25%は他の金属(主に銀や銅)が混ぜられています。これによって適度な硬さや加工性が得られ、ジュエリーや装飾品として使いやすくなっています。
この「750」は、金の国際的な品質基準に則った表示で、日本の「K18(18金)」と同じ純度になります。
2. 「750」と「K18」は同じ? 違いはある?
①日本では「K18」が主流、海外では「750」
日本国内で販売されている金製品には、「K18」や「K24」、「K14」といったK(カラット)表記が一般的に使用されます。
一方、海外製品には「750」や「585」、「916」といった1000分率の刻印が多く見られます。
例えば:
表記 | 純度 | 一般的な呼び方 | 主な使用地域 |
---|---|---|---|
K24 | 99.9% | 純金 | 日本・世界共通 |
K18 / 750 | 75% | 18金 | 日本(K18)、海外(750) |
K14 / 585 | 58.5% | 14金 | 欧米・アジア |
K10/ 417 | 41.7% | 10金 | 北米など |
つまり、刻印が「750」であっても「K18」であっても、含まれる金の量は同じです。違いは表示の方式だけです。
3. 海外製品によくみられる「750」刻印
①ヨーロッパ製の高級ジュエリーや貴金属によく見られる
フランス、イタリア、スイス、ドイツといったヨーロッパ諸国では、「750」や「585」などの刻印が一般的です。とくに有名ブランドのジュエリー(カルティエ、ブルガリ、ショーメ、ヴァンクリーフ&アーペルなど)には、多くのものにこの表記が用いられています。
これに対して、日本のジュエリーブランド(MIKIMOTO、TASAKI、4℃など)では「K18」などのカラット表記が主流です。
②海外旅行で購入したジュエリーにも注目
海外旅行先で購入したジュエリーに「750」や「585」と刻印されていた場合、それは「K18」や「K14」の金製品ということです。日本ではあまり馴染みのない表記ですが、価値は同じだということを認識しておきましょう。
4.金製品になぜ刻印がされているのか?
金製品に刻印が施されている最大の理由は、純度や品質を証明するためです。たとえば、「750」や「K18」といった刻印は、その製品に含まれる金の割合(=純度)を示しています。純度が明確であることで、購入者や使用者が安心して金製品を選べるようになります。
また刻印は、取引や売買の際の判断材料のひとつでもあります。買取店やジュエリーショップでは、刻印を確認することで素材の含有量を素早く判断し、適切な買取価格や価値を提示することができます。
さらに、刻印は偽物やメッキ製品との違いを見分ける手掛かりにもなります。正規の刻印があることで、金製品としての信頼性や市場価値が裏付けされるのです。そのため、刻印は単なる装飾ではなく、品質保証と価値の証明書のような役割を果たしているのです。
5. 金の刻印にはどんな種類がある?
①カラーゴールドの種類と表記
金は混ぜる金属によって色味が変化し、「カラーゴールド」として販売されることがあります。代表的な種類には以下のようなものがあります。
・イエローゴールド(YG):自然な金色。金・銀・銅のバランスで構成
・ホワイトゴールド(WG):銀白色。金にパラジウムなどを配合
・ピンクゴールド (PG):赤みがかった色合い。銅を多めに配合
これらは「K18PG」「K18WG」といったように、「純度+カラー」の組み合わせで刻印されることが多いです。
※含有する金属や割合は業者などにより異なりまるため、上記は一例となります。
②金メッキ製品の刻印と注意点
金メッキ製品には、「金に見えるけど中身は別の金属」という特徴があります。こうした製品にも刻印がなされていることがありますが、純金とは異なるため注意が必要です。よく見られる表記には以下のようなものがあります。
・GP(Gold Plated):金メッキ
・RGP(Rolled Gold Plate):金張り
・HGE(Heavy Gold Electroplate):厚めの金メッキ
・K18GP、K18GFなど:金の純度をまねたメッキ表記
◎金メッキ・・・金属の表面に、ごく薄い金の層をコーティングしたもの。金の層は非常に薄く摩耗しやすく、時間とともに剥がれることもあります。
◎金張り・・・金張りは、金メッキよりも厚い金の層を圧着加工したもの。金属の表面に、機械的に熱と圧力で金を貼り付けているため、金メッキよりも耐久性・見た目・寿命に優れています。
③ホールマーク(貴金属認証刻印)
特に海外製品は、政府や認定機関による認証刻印=ホールマークが打たれていることがあります。これは金の純度が公的に保証された証で、以下のようなマークが刻まれます。
・王冠やライオン(イギリス)
・鷲の頭(フランス)
・数字+図形(スイスやドイツなど)
、これらの刻印がある製品は、高い信頼性と市場価値が認められる品物であるとされています。
④日本のホールマークとは?
ホールマークとは、貴金属の純度を第三者機関が検定・保証したことを示す刻印のことです。日本では、主に造幣局がこの検定を行っており、一定の基準を満たした金・銀・プラチナ製品に対して、「品位証明記号(ホールマーク)」を刻印します。
6.「750」の金製品の買取価値と相場について
金の価格は日々変動していますが、ここ数年、金相場は右肩上がりで推移しており、特に2024年から2025年にかけては歴史的な高値圏にあります。
これにより、「750」刻印の金製品も非常に高値で取引されており、今がまさに売り時といえるかもしれません。
18金(750)ネックレス、指輪、ピアスやブレスレットなど、切れていたり壊れている、片方だけでも金が含まれているものなら少量でも高額買取が期待できる可能性があります。金が含まれている貴金属の場合、ほとんどの買取店は、品位と重量から買取価格を計算することが多いです。そのため、製品としては昔のデザインであったり変形などしていても、きちんと金額がつきます。当店ではお客様の目の前で査定を致しますので、ご安心頂けると思います。是非お気軽にご利用になってみてください。
※実際の査定価格は重量・デザイン・状態・ブランドなど様々な要素により各店舗、異なりますので、実際にお店にいって比較されてみることをおすすめします。
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ホールマークがない製品でも、実際には本物の金が含まれている貴金属・ジュエリーが多いです。蔵屋橘では、ホールマークの有無に関わらずしっかりと拝見させて頂きます。価値をきちんと見極め、適正価格をご提示致しますので査定だけでもお気軽にお立ち寄りください。
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土・日/10:30~18:30
定休日:月・木曜日
所在地:奈良県吉野郡大淀町北野50ー22 1F
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